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小説の2回目、公開です。今回はモンスターハンターポータブル2ndからいきたいと思います。それではみなさん、ご覧あれ
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第3話

翌日、天気もよくいい日和となった
「うむ、ではいってらっしゃい。ドスギアノスは山中の洞窟を抜けた先に群れを成しているからの」
「わかりました」
「いってきます」
アルとイーリスは威勢よく飛び出して行った
数十分後・・・・・
「ねえ、アル」
「ん?なんだ?」
「洞窟って私たちがジャック村に行く時に雨宿りしたあの洞窟のことだよね?」
「さあな、少なくとも、俺達はあれ以外に見かけなかったってことは事実だけどあれかどうかはな」
「ふ~ん」
「まだなんかあるのか?」
「べっつに~。あ、みてみて。キレイなお花~♪」
「はぁ、まったく」
2人はリドルが言ったとおり、散策ついでにドスギアノスを探していた
といっても内容の大半を占めているのはイーリスなわけだが
「ほらほら、あんまりのんびりしてると置いていくぞ」
「あ、まってよ~」
アルの背中をイーイスが追いかけていく頃に山も雪を積もらせていた
・・・・・・
「あいかわらず寒いなぁ、ここは」
「雪山なんだから当たり前だろ」
「そりゃそうだけどさぁ」
などと問答を繰り返してるうちにあの洞窟にたどり着いた
「ここだよね」
「たぶんな、いくぞ」
「うん」
なかは洞窟だけあって外より格段に気温が低くなっていた
「う~、寒」
「寒い寒いっていうから寒くなるんだ」
「暑い暑いって言ったって暑くなんかならないけどね。それにしてもよくアルは平気だね」
「別に平気じゃないけど」
「だって全然寒そうじゃないよ?」
「寒いって言ってたってはじまらないだろ」
「まあね。あ、出口かな?」
イーリスが指さした壁が光を反射していた
「綺麗・・・・」
イーリスがそう零したのも無理はなかった
洞窟に入った光は氷で反射と屈折を繰り返し、なんとも幻想的なものとなっていた
「どう?アル」
淵から外を見ていたアルにイーリスが問いかけた
「し、たぶん、当たりだ。ギアノス達が群れをなしてる」
「さて、どうするの?」
「・・・・・」
アルは少し考え込んだ
数十秒ほど顎を抱えた後、開けた外を指さした
「オレがあいつらを引き付けるから、その間にお前はあの高台に上れ」
「うん、わかった」
「よし、いくぞ」
アルは掛け声とともに広場へと飛び出した
日常にはない異物を感知したギアノスの群れは一斉にアルをとらえた
と、その隙をついたイーリスが大勢を低くして駆け、高台へと上った
「さて、一仕事しますか」
そういうと、イーリスはポーチから角笛を取り出し、高く吹いた
その音色に気がついたギアノス達が標的を変えた
一丸となってイーリスに向かっていく。が、高台に爪はかかるものの上ることはできなかった
「残念でした~、さ~て、いくよ~」
と、イーリスが背中の弓に手をかけた
ヒュン ヒュン ヒュン
一発一発、素早く、かつ狙いをつけて放った矢は確実にギアノスに損傷を与えていた
「さて、オレもやるかな」
アルはギアノスの集合に突っ込むと向かってくるギアノスを交わしては切り交わしては切り、一体ずつ仕留めていった
やがて、周囲のギアノスも数が減ってきた頃
「ギァ、グワァ」
一際大きなギアノスがいた
「発達した鶏冠、大きな爪、間違いないな」
「だね」
「よし、イーリスは周りのを頼む。オレが親玉を討つ!」
「りょーかい!」
そういうとイーリスは再び角笛を吹いた
周囲のギアノス達はイーリスに向かっていった
「はああ!」
ドスギアノスに気合を込め、斬り上げを放った
「ギァァ!」
ドスギアノスもやられる一方ではなかった
大きな爪で反撃を繰り出してきた
「はっ」
その攻撃を盾で防ぐと、懐目掛けて剣を放った
「とどめだ!」
ズシャッ
見事にドスギアノスの心臓部下あたりに剣が刺さった
そのままドスギアノスはそこに倒れ伏してしまった
「ふう」
アルは一息ついた
「アル!休んでないでこっちも手伝ってよ!」
見ると高台の周りには10体ほどのギアノスが囲んでいた
「おお、今行く」
と、そのとき、イーリスが周囲を指さした
「アル、あれ!」
「ん?」
なんと20体以上近くのギアノス達が道をふさいでいた
「ど、どうしよう」
「どうするも何も、戦うっきゃないだろ」
そう遣り取りをしていたときだった
ギアノス達の体が一体、また一体と打ち上げられていった
「なんだ?」
「アル、誰かいる!」
見るとギアノス達のなかに人影があった
やがてすべてのギアノスを切り捨てるとその人影がアルより少し年上くらいの男だということが確認できた
「おう、お2人さん、大丈夫か?」
「え、ああ、はい、おかげ様で」
「そっか、そりゃよかった」
「あの・・失礼ですが、どちらさまで?」
「ん?ああ、それは向こうで説明するから、とりあえず村に戻ろうぜ」
そういうとその男は洞窟の中に入って行った
「なんなんだろう」
「さあな」
状況を把握できていないながらも2人ともひとまず村に戻ることにした

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